「人類ネコ科」/みず谷なおき(ASIN:409125831X)

さて来ました。
私のバイブル「人類ネコ科」です。
 
この作品とは中学1年生の時に出会いました。
当時、ドラえもんと少年ジャンプくらいしか漫画を知らなかった私には衝撃的な作品でした。
この作品に関しては、感情的にしかレビューを書けそうにもないですが、とりあえず書きます。
 
まず、作者のみず谷なおきさんですが、1999年2月8日に38歳の若さで亡くなられております。
残された作品はあまり多くはありませんが、どの作品にもある共通したものを感じます。
 
それは人と人との絆です。
 
人類ネコ科は学園ラブコメディとして書かれていますが、その絆をじわっと感じさせてくれます。
さすがに今読むと80年代テイストが漂っており、若い人には古臭く感じるのかもしれません。
それでも、今の若い漫画読みの人には是非とも読んでほしい作品です。
 
あと、この作品、コメディとしても最高です!
主人公の七瀬北斗、ヒロインの谷山舞奈をはじめ、各キャラがどたばたと巻き起こす珍騒動は、読んでいて本当に面白いです。
これほどのコメディとしての楽しさと、人間模様のすばらしさを兼ね備えた作品を、みず谷なおきさんの作品以外で知りません。
 
この作品の最後のページをめくったとき、作品内の彼らとお別れするのがさみしくなった自分を今でも思い出します。
 
最後に、はてなダイアリーみず谷なおき先生について熱く語ってる方がおられますので、リンクしておきます。
http://d.hatena.ne.jp/WON-RON/20030901