夢使い/植芝理一/(ASIN:4063211231)

めっちゃレビューしにくそう…
 
夢使い」と呼ばれる異能者が存在する…
夢使い」は人の心が引き起こす不可解な事件を解決していく者たち…
そして、今日も人知を超えた事件が起き、「夢使い」が遊奉(あそびたてまつる)!!
 
せ、説明になってねー。
まー、つまり、能力バトル系ファンタジー漫画です。
様々な不可思議な現象と戦う際に「遊ぶ」という表現を使い、実際に玩具などを用いて、夢使いのイマジネーションによって様々な遊び(攻撃)が展開されます。
つまり、植芝さんのイマジネーションがどんどん展開されていってまして、その想像力が通常ではありません。
ま、それはそれでいいんですが…
 
とにかく、この漫画はディティールが凝っている!
民俗学的な雰囲気が醸し出ていて、その書き込み、設定がもはや異常!
すでに読者には理解を求めていなくて、我が道の設定を突っ走る!
ま、そこが面白いんですけど(笑)
 
で、それ以上にエロい!っつーか変態!(ぉ
これもまた、植芝さんの煩悩そのままにロリなキャラ達が、くんずほぐれつ…
や、マジで。
その表現も通常の頭脳を持った人間が考え出すとは思えない描写でして…

自分が男の子になって 少女の自分自身と愛し合う 自己愛(ナルシズム)の繭――!

なんて、普通に描写していいんでしょうかねぇ。
そのぶっ飛び具合がまた面白いのも事実ですが。
 
というわけで、レビューでもわかるようにこのトンデモ漫画、お勧めはなかなかしにくいなー(ぅゎ
歪んでいてディープな世界が好きならば、面白く読めるかも。
 
ただ、「虹の卵」編(16話)、「鉱物の聖母」編(18話)、最終話(前・後編)の全6巻で終わってます。
伏線が結構あったんですが、消化し切れてない部分もあって、打ち切り…なんでしょうか。
さすがの展開に、アフタヌーン読者の大半がついていけなかったか(笑)
私としては、もっと先を読みたかったんですけどねぇ…