「デジタル証券によるコンテンツ流通システム」をあらためて読んでみる

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http://www.google.co.jp/search?q=cache:http://www.geocities.co.jp/SiliconValley/2949/Digikabu.html
 
読んだときに感心したけど、うまいこといくかどうかはやっぱ怪しいね。
ま、このままやと当たり前やけど。
 
この内容を説明すると、たとえば私が「汗達磨のうんぬん」なる自分でやってるネットラジオ証券化すると仮定。
すると、私は好きな額でこの証券を売ることができる、と。
たとえば、1口100円で私は最初に1000口持ってるとか。
(私の持ってる証券総額は現在10万円)
 
で、私はとりあえず10口売ることができたとしま。
(私の儲け:1000円)
買う人の利点は、たとえば番組に好きな意見を言えて、ラジオコンテンツに反映させることができるなど。
「汗達磨の初恋の話をしろ」とか「毎回、創作ダジャレを言うコーナーを作れ」とか。
「100円で好き勝手言えるなら安いもんや」とか思ってくれたら幸い。
 
私はそれを反映してラジオを放送する(証券の価値をあげるためにも)
私のラジオの人気が上がれば「俺も企画したい!」とか「面白いラジオやから価値がある!」とか思って証券を手に入れたがる。
安い値段のころから証券を持ってる人は、そのほしいと言ってる人に高値で売りさばける。
100円で買った証券を150円で売るとか。
 
もし、私が手持ちの証券を売りさばいてしまってたら、初期に儲かっただけの金額で終了。
(ありえないが全部売れたとしたら10万円:普通は売らない)
残してたら、価値が高くなった証券を売って、さらに儲けることができる。
(価値が150円になってたら、990口×150円=14万8500円分の証券を持ってる)
さらに90口売れて90×150円=1万3500円の儲け(合計1万4500円の儲け)とか。
後は、証券の出し惜しみ&放送クオリティを挙げて、証券の価値を吊り上げるなりできる、と。
 
それで、これの問題点は、
・いつネットラジオが終わるかわからない(計画倒産みたいなもの)
 →証券のリスクが高い
となる。
 
つまり「デジタル証券によるコンテンツ流通システム」が成功するためには、永続的にコンテンツがバージョンアップされる(可能性が高い)証明が必要なのかなぁ。

さっきの例で言うと、
・私がネットラジオをやめても、2代目汗達磨、3代目汗達磨を生み出せる環境がある
・私が簡単にドロンできない仕組みになっている(複数人とラジオ製作など)
とかね。
 
まー、シェアウェアとかの概念に比べたら、自分が金を出したものに価値が生まれる【可能性】があるけど。
でも、シェアウェアと違って、コンテンツはタダで手に入るからなー…
まさしくコンテンツを生み出す人への投資になるんでしょう。
「証券が無価値になって元々、価値が上がったら儲け」くらいで。
…そんなの証券にはならないよなー。
 
改良案を考えてみたんだけど、思い浮かばない…
コンテンツによる儲けがないねんから、証券以外の金が入ってこーへんしなー。
結局、このモデルで証券を買うってのは、その人が作るコンテンツのクオリティが上がる【かも知れない】ってことやからなー。
ほかに金を生む何かが必要ですな。
 
ま、そんなもの考えられたら、先にビジネスモデル特許でも取ってきま(笑)