blag (50)

今日は朝からいい天気だ。
こんな日には、ポージングをとってみるか!
見よ!この引き締まった上腕二等筋!
胸筋もぴくぴくだ!
そして、全身の映る鏡を見ながら、
「俺は何をやってるんだ…」
どうも、色々とストレスが溜まっているようだ…
天気もいいんだし、外に出るか。
俺は、散歩に出ることにした。
幸い近くに緑の多い公園もある。
そうだ、ついでにアムラデ様拝礼も公園でやってしまおう!
「アムラデ・サ、アムラデ・サ、エアモ・オラヨハ・エヂジャム…」
すると、突然、上空から声が響いてきた!
「我アムラデを崇拝する真摯な僕よ!汝の信仰心は見事なり!」
おお、アムラデ様のお声がー!!
「汝、望みあらば叶えて進ぜよう!とくと申せ!」
「そ、それならば、
アムラデ教の繁栄を〜!」
「…いや、それ、汝のがんばることだし」
「何てめぇ、望み叶えるっつったじゃねぇか!!」
「…え、いや、何キレてんの?」
「マジ、ぶっ殺す!!!」
こうして相当な矛盾を抱えた信者のおかげで、邪教の脅威から世界の平和は守られたのでした。
めでたし、めでたし。
LOVE AND PEACE END!!